agentic-framework v0.2.1 基本構成
複数の AI エージェントが並行して働いても、追跡と再現が壊れないための枠組み。 Codex / Claude Code / hermes のいずれでも同じ規約で動く。この 5 つの図が骨格にあたる。
図 1 / 構造
docs/framework/
エージェント運用の規約。プロジェクトが変わっても共通。
docs/knowledge/
「今どうなっているか」。product・engineering に加え、事業・サポート・対外資料まで含む。
docs/planning/
調査と要件定義。確定したら knowledge へ反映して、ここには残さない。
docs/decisions/
なぜ決めたか(情報ソース必須)と、誰が何をしたか。追記型で書き換えない。
性質の違う知識を混ぜないことが要点。stock を書き換えれば経緯が消え、log を書き換えれば履歴が壊れる。 置き場が 1 つに決まっていれば、同じ知識が 2 か所で食い違うことがない。
図 2 / 分担
判定は 1 つ。アプリのソースコード(と、その改修の要件定義・開発タスク)に関わるか。 Yes なら GitHub、No なら Linear。この境界があるので、企画と開発が同じ場所で混ざらない。
図 3 / 実行
GitHub Issue を継続的にポーリングし、拾った issue ごとにエージェントを起動する。
スタール時は再起動し、実行方針は WORKFLOW.md としてリポジトリで版管理する。
分割した Issue を複数エージェントで同時に進める。 1 台で N スタックを立てられない場合は、クラウドの隔離箱へ昇格する。
隔離: worktree → crabbox全エージェント共通の補助。大量出力・ログ・広域検索・集計・parse を担い、生データを会話へ流さない。 テスト出力やログの解析、着手前の広域調査で使う。
方式は違っても、追跡先と承認境界は同じ。どちらも GitHub Issue を作業単位とし、 人間承認が必要な領域では自動 merge させない。同一 Issue を複数エージェントで並行させないルールも共通。
図 4 / 順序
番号は実際の順序を表す。朱で示した段は自動化しない領域 —— 破壊的マイグレーション、認証・secret・権限、課金、本番デプロイ、インフラ、プライバシー・法務、不可逆なデータ削除。 ここだけは人間が承認する。
図 5 / 実行環境
左の背骨が agentic-framework。cloud から自宅サーバ、手元の端末まで、ここに並ぶすべての要素が
同じ規約(docs/ と AGENTS.md)を読んで動く。だから実行場所やエージェントが変わっても、
追跡先と承認境界は揺れない。図 1〜4 は、この背骨の中身にあたる。
Tailscale が繋ぐのは自宅サーバと手元の端末だけ。cloud の SaaS には通常のインターネット経由で接続する。
Symphony は Linear の issue を拾って自律実行するが、スケジューラであってチケットの書き手ではない。
成功した実行は Done ではなく Human Review のような handoff で止められるため、
図 4 の人間承認境界はこの層でも保たれる。